十津川水泳遠征

スタート予定時間は朝10時。
10時に3人の集会場に待ち合わせとナッテマス。
しかしこの日はN氏の新バイクの納車日でもあり、納車予定時間が10時以降ということで、バイクが来るまでN氏家で待つことに。
そういえばN氏家に入るのって、中学ン時以来だなぁ・・・
8年か9年ぶりのことです。

とりあえずバイクが来たってことで、ソッコーで用意して即出発。
時間はすでに11時です。

まずは旅立ちの儀式、ガソリン入れから。
そしていつものように旅立ちます。

今回はいつもと違い、道がわかっています。
真夜中とはいえ、一度通った道ですからね。
とか言うよりももっと簡単で、国道310号線をひたすら進むだけw
途中で168号線に変わりますが、基本的に168号線もひたすらに進むだけ。
ソレで十津川まで行けます。

この違いは大きいですよ。
いつもなら道は適当だから、まず間違いなく目的地までに寄り道します。
結果、予定した時間にそこには着けません。
今回は寄り道する場所もありませんから、時間調整も簡単。
コレは楽勝ですね♪

とかなんとか言ってられるほど甘くない道中。

さすが盆休みというべきでしょうか。

車の量がね・・・

山に入ってしまえば交通量は少ないんですが、それまでが大変です。
なんせこの超イイ天気に我々はバイク。
車ならエアコンがあったり、なくても直射はなかなかありません。
それに対して、バイクは体が外に出てます。
そんで夏なので半そで。
プラス渋滞で動けず。

露出した腕に容赦なく降り注ぐ太陽光。

死ねますよ・・・

山道に入ると、後はスムーズです。
山なので、平地よりも気温は低くて涼しいし、渋滞はないし。
ひたすらフルスロットルで山道を駆け上ります。
アヴァイクは原付きではなく小型二輪なので言うまでもなくパワーは上。
同じ原付きでも走ってる距離や使用頻度の低いN氏の原付きはDIO様よりも若干パワーが上です。
なので、トンネルや平坦な道ではじりじりと距離が開いてしまいます。
そんで下りではDIO様のエンジンを考えて、55kmで走ってるのでさらに距離は開くばかりです。

こんな状態で同じように走ってたんじゃあいつまでも追いつけません。
そこで山道に限らず、レースでは基本となるコーナーの攻め方「アウトインウト」を実行。
さらにコーナー手前でブレーキではなく、迫ってきたらアクセルを戻してエンブレを使用。
そこから一気にアクセルONで、エンジンの回転数を稼ぎコーナー脱出速度をUP。
また、上りでは単純に軽いワタクシのほうが速度が上がります。

ストレートでは離されますが、上りとコーナーで追いつく。
こんな絶妙なバランスで距離を保つ3人の山道疾走劇。


気がつけば山を越え奈良入りをしていて、平地を通過中。
平地=渋滞はどこでも一緒ですね。

またしても直射日光が我々を襲う。

直射日光嫌い。


しばらくしてまた山道に入り、涼しいツーリング。
でもその前に、まずは昼飯を食べましょう。
おそらくココが最後になると思われるコンビニに入り、横の超怪しい食堂で飯を食う事にしました。
中は正に「昭和!」って感じの雰囲気。
合席当たり前で店の中にハエやら謎の生物やらが飛びます。
でもここを逃すと、もう目的地まで食えないのは必至なので、食いましょう。

2人はカツどん定食を、ワタクシは冷やしうどんを注文。
カツどん定食はわりと早く出てきましたが、ワタクシのうどんが遅すぎです。
そんで出てきたのが、またなんとも・・・
一言で言えば「冷麺?」です。
うどんではありますが、器に一緒に入ってる具が「きゅうりの細切り」「トマト」「氷」そしてなぜか「スイカ」。
どうみても冷麺なんだよなぁ・・・
とりあえず食ってみましょう。

・・・
・・・
・・・

お疲れでした!!

ツユが薄いですね。
麺がねちゃねちゃですね。
ワサビ効きませんね。

っていうか、うどんの場合は生姜なのでは・・・と思ったんですが、ソレ以前の問題です。
うどんが・・・
うどんがさ・・・
噛めば噛むほどねちゃねちゃと・・・
そんでもって、味がモロ小麦粉!って感じです。
さらにツユが薄すぎるから味しないし・・・

催眠術だとか手抜き料理だとかそんなちゃちなもんじゃあ断じてねぇ
もっと恐ろしいものの片鱗を味わったぜ・・・

満足できずに昼飯を食い終わって、ソコからひたすらにバイク疾走です。

しかしずっと座りっぱなしなので、ケツがだんだん痛くなってきました。
休憩も兼ねて、道の横で停車。

とりあえず写真でも撮っときましょうか。

「めがね」『きらーん☆』


ここでアヴェ氏のグラサンに着目。
コレをN氏に装着し、すこし天を仰ぐように仰け反り、さらにギターを手に持って歌を歌えば・・・

曲名:とんぼ



アレ?長渕さんですか?

以外にも似合ってたので、N氏で遊んでみましたw

それからはノンストップで目的地まで突っ走りました。
結構すんなりと目的地「谷瀬の吊橋」に到着、そのままキャンプ場にバイクを置きます。

到着したのは、すでに15時を過ぎてました。

そんなことなどどうでもよく、このバイクの旅の道中で思ってたことはただ一つ。

早く泳ぎてぇ・・・

尋常じゃない暑さだったんですよ・・・
だから、着いたらまず泳ぐ!
コレが最優先です。

そんなわけで、さっさと着替えて川まで行きましょう。

川辺ではそれなりに人も居て、流れが速い場所や深い場所、さらには飛び込める場所まであります。
コレはいい場所じゃないか。

と、勢いよく泳ぎに行くその前に、まずはこの美貌を撮らねば。

「めがね」『きらーん☆』その2


そして泳ぐ前に、いつもの儀式をしておかねば。
でも問題はどうやって撮るか。
さすがにあんなわけわからんポーズを撮ってもらうってのはちょっと・・・
しかし置く場所もないし・・・

そして出した決断は、「地面の石でカメラを固定、そのまま感覚で撮る」というもの。
何枚か試し撮りをしてポジションの確認をします。
決まったらタイマーON、戻ってポージング。

泳ぐぞ!アホが!!


そしてガッシン。

まぁ周りから見ると

怪しいヤツラにしか見えないでしょう。

それでもこのポーズは欠かせませんね。

儀式を終えると、次はいよいよ入水。
川の中に足を踏み入れると、そこは極寒の世界。
なに?この冷たさは・・・
鬼のような冷たい川の水に入っていくのもキツイです。
でも、今回の目的は「泳ぐこと」。
冷たさに耐えつつ踏み入れていきます。
しばらくすると、足のほうから徐々に感覚が麻痺ってきたのか、冷たさに慣れてきたのか、割と平気に。

まず目指す場所はもう飛び込み場しかありません。
しかし問題は地面。
裸足では痛すぎです。
そんで流れが強いので、横に泳いでも辿り着けません。
コレはまた別の意味で大変でしたね。

岩場に登ってさっそく飛び込むわけですが、普通に飛び込んでも面白くありませんよね?
とりあえずN氏とアヴェ氏を先に飛び込ませておいて、最後にワタクシが華麗にジャンプ。
そのまま前方に回転して着水。
やりたかったんですよね〜、コレ。
前宙飛び込み。
岩の高さが2mほどだったので1回回るのが精一杯ですが、結構気持ちよかったですよ。

調子に乗って、次は後ろ向きにジャンプ。
そのままクルっと回って着水。
ちょっと回りすぎて1回半回転してしまいましたが、背中から落ちても下は水ですから。
全く痛くないのがポイント。

後からアヴェ氏に聞いた話ですが、後方の時は歓声があがってたとか。
やっぱこんなことする人はいないんですな。

ソレを見た2人に、前宙飛び込みを半ば強制的に教え込んでやりました。
N氏は結構思い切りがよく、ぴょんぴょん飛んでいきます。
あとは軽くアドバイスをすると2回ほどでコツを掴んだようです。
数回で前宙飛び込みをマスターしてしまいましたね。

一方アヴェ氏のほうは、やはり足元が岩場という恐怖からか、なかなか飛び込めません。
飛んでも思ったように前に回れない模様。
おかげで背中とケツを水面で打ちまくりです。
そこから来る恐怖心もあってか、たまになかなか飛び込まないから後ろから押して突き落としてやったっけw
アレはなかなかの鬼行為でしたねw

そんな飛び込む2人を岸辺から撮影してやりました。

垂直落下?


回転途中です。


最初のアヴェ氏の方は、もう飛び込み自殺にしか見えないんですけどw
このまま頭からイキそうなものですが、以外にも回転してケツ辺りから着水。
もうちょっと回転が足りなかったようですね。

2枚目のN氏の方は、高さこそ低いですが、回転し切って足からの着水。
コッチは文句ない出来ですね。

で、実は飛び込んだこの後が大変。
川の流れは写真で見ると左から右。
この岩に登れる場所は左の方。

流れに逆らって泳ぐのがどれほどしんどいか・・・

飛び込むよりもよじ登るほうがしんどいんですよ・・・


しばらくすると太陽も沈み始め、泳ぐのはコレぐらいでヨシとしましょう。

せっかく有名な吊橋が目の前にあるわけだし、前回は真夜中でしかも途中までしか行ってないし、コレは行くしかないでしょう。

谷瀬の吊橋(下から)


上から


前回は台風の影響で揺れまくりだったわけですが、今回も結構揺れまくり。
吊橋入り口に「20人以上乗るな」って書いてるけど、係員らしき人もおらず、無法地帯となっている入り口。
どうみても20人以上乗ってますよ?
ソレに加えて子供たちが面白がって揺らすから揺れまくりです。

揺れまくる中でも写真を忘れないのがこのワタクシ。
立ち止まると危ないので、歩きながら適当にシャッター押しまくりです。

そんな中から1枚。

偶然ですよ。


偶然にも自分たちのバイクを撮ってたとか。
偶然にもネタゲット。

で、渡りきって横の店でお土産やらお菓子類の食べ物やらを購入し、もう一度吊橋を渡ります。

残るイベントは花火です。
来る途中のコンビニで適当に買ったヤツなんですが、まだ時間的にも早いし暗くないし。
そもそも今バイクを止めてるところでやるのはちょいと危険。
キャンプしてる人が多いですから。
なので、人の少ないすこし奥地までバイクを走らせ、ここで時間つぶし。

乗ってきた庭球でかる〜くキャッチボールでもやって時間を潰します。
もちろん暴投は忘れませんよw

イイ感じで日が落ちてきたところで、ちょっと腹を満たすために先ほど購入したお菓子を食べましょう。
しかし今気付いた。

飲み物が無いことに。

みんなで行っても仕方が無いので、じゃんけんで買出し役を決めることに。
死闘(?)の末に、アヴェ氏に決定したので、ワタクシとN氏は爽健美茶とネタ飲み物を頼んでアヴェ氏GO。
その間、我ら2人はバイクの上で寝てました。

買出しの間に日は沈み、かなり暗くなりした。
ダベりながらお菓子食って、食い終わったらレッツ花火!

わーきれーだー(棒読み)


あははははー(棒読み)


さみしぃ花火ですね・・・

いいオッサンが男3人で線香花火。

これほど寂しい絵が他にあるか?

と言いたくなるような、なんとも悲しい自爆ネタです。

しかしソレだけじゃありません。
花火でアツいのは打ち上げや連発式。
コンビニの適当な花火なんで打ち上げとかは無いですが、連発式なら何個かあります。

やっちゃうぞ?


注意書きには「手に持たないでください」とかかれてますよね。

たしかに最初の1個目は地面にセットして打ち上げた。
しかしあまりにもインパクトに欠ける花火だったので

残りは全て手に持って夜空に発射!

聖火ランナー?


もちろんN氏もやっちゃいます。

2人でファイヤー!


写真では見えますが、実際には真っ暗で全く見えなかった「火の粉」。
打ち上げた分だけ、灰が自分に降り注ぐ!

最後は両手に持ってダブルで発射!。

飛び出した直後。


終わった後はカスを1箇所にまとめて、爽健美茶で完全鎮火。
後は袋に入れてゴミ箱にポイです。
我々は無茶はしますが、ゴミを放置したりはしませんので。


暗く、そしてキレイで豪快に花火を終えると、後はもう帰宅のみ。
キャンプならば、ここからまだまだ何かをするんでしょうけど、今回は日帰り。
やることはやったので、後は帰るだけです。

しかものんびりとしてられない理由がありまして、ここのキャンプ場の駐車場は21時に閉鎖するらしいのです。
キャンプする人はそのままでいいですど、帰る人はそれまでに出ないと帰れなくなります。
なので、急いで用意してちゃちゃっと出発。

時間は20時45分ほどだった気がします。


それからは来た道をフルスロットルで全開疾走。
さすが山の中で、しかも新月。
前回は満月で月明かりがキレイでしたが、今回は新月で星がキレイです。
途中、「星の国」なる場所がありまして、よく星が見える場所だとか。
ちょっと行ってみましょうか。

バイクを止めてちょっと坂を上ると、なるほど。
確かによく星が見えますね。

と、空を見ていたとき

一つの流れ星が。

そういえばペルセウス座流星群が丁度見える日でしたね。
今年は新月だからよく見えるとか。

それにしても

タイミング良すぎでしょ。

偶然寄り道して坂上ってきて空みてたら流れ星。

まぁ残念なことに

3人とも男ですけどね・・・

しかも、周りを見れば、カップルだらけ。
神戸のビーナスブリッジに続いて、デートスポットに男3人で乗り込んだ我々3バカは強者です。

星の国を後にして、ノンストップの疾走劇が続きます。
冒頭でも書いたようにワタクシのDIO様と、2人のバイクにはパワーの差があるので、帰り道も同じような感じで走ります。
ただ、行きとは違い帰りは夜。
まだ21時程度だったので夜中ではありませんが、一応夜です。
夜は交通量が少なくなります。

アウトインアウトのコーナーワークが激しくなります。

夜なんで対向車が来たらヘッドライトで判断できるのが昼との大きな違い。
おかげでコーナーで大きくふくらんでも何の心配もありません。
前を走る2人を追いかけつつ、一人でコーナーを攻めまくってましたw

狭山に帰ってきた頃、結構全開で走ったにも関わらず給油なしで往復できたガソリンがさすがにピンチです。
なので、やはり今回もおなじセルフGSで給油です。
今回は往復2回の給油で済みましたね。
経済的です。

さて、渋滞のない帰り道をガンガン走ってノンストップで帰ってきたおかげで、時間は22時。
なんと2時間ほどで帰ってこれました。
このまま帰宅するほどマトモな神経を持った3人ではないのはもう解ってますよね?

ってことで、ガストに直行です。

今回もやっぱり晩飯はガストでした。
Gでは相変わらずの濃い会話内容で、ここには書けないほどです。

んで、いつもならこのまま朝5時の閉店までコースなんですが、今回は旅+泳ぎで疲れてます。
そんなわけで、27時半にはGを出て、それぞれ帰宅となりました。


今回分かったことは

十津川は日帰りじゃもったいない。
行くならキャンプ。


ということですね。
あと、泳ぐのも楽しかったですよ。
川ならではの楽しみがありますしね。
飛び込みとか飛び込みとか。

今度はキャンプ目的で十津川に行きたいもんですね。



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